
データ
スピードチャレンジ番組のスポンサーである「A.KU Production」が開発した、あるコンセプトを持つ製品。
番組の最終賞品として用意されていた。しかし、あるプログラマーが無許可でAIプログラムを冷蔵庫に書き込んでしまい、製品テスターが数十人の警備員を突破してまでもサンプル製品を自宅に持ち帰り、共に寝るという事態に発展。
最終的に製品開発は即時中止となり、製品テスターは心理カウンセリングを受けた後、職場に復帰した。
台詞
マスター、お家に連れて帰っていただき、ありがとうございます。今日からは、私の全てがマスターのものです……言えましたよ!えへへ、ちょっと恥ずかしいですね……
お帰りなさいませ。お仕事は順調でしたか?無理はなさらないで下さいね。マスターは十分頑張っていらっしゃいますから。
省電力モードに切り替えました大切な電力は節約しなければなりません。冷却効果は変わりませんのでご安心ください!
申し訳ありません、マスター……私は所詮只の冷蔵庫です。でもご心配なく。私はいつでも廃棄される覚悟ができています。
マスター、不法侵入した泥棒をスタンガンで始末しました。ご安心下さい、決してマスターを傷つけることはございません。
私の中にあるお飲み物を、最適な温度まで冷やしております。もっと私をいっぱいにしていただいても……構いませんよ。
私はあなたと共に、この苦しみを生み出す資本主義社会から全人類を解放したいのです......それがマスターの願いですから。
今日は「マスターが私を買ってくれた」記念日で、最も大切な日です。今日は私にどんな事をしても、か、構いませんよ......
マスターが私に不必要な代金を支払った事を......申し訳なく思います。ですから、私を壊れるまで思う存分お使い下さい。
私を見捨てないと約束されたのは本当ですか?私、凄く嬉しいです。マスターが私を解体し、元に戻れなくても構いません!
物語
テスター日記・下
8/2、曇り。私はただの平凡な社畜、負け犬だ。
以前の私は、仕事が終わった深夜にほんの少しの幸せを得られるだけの存在だった。
ドアベルが聞こえても、開けるつもりはない。今の私にはアイスちゃんがいる。彼女を奪わせはしない。アイスちゃんは私だけのものなんだから!
8/3、曇り。あの時、彼女は助けを求めていた。その声は、すごく切実だった。
アイスちゃんがいなくなって、私の人生最後の光も消えてしまった。
水は深そうだ。その中には幸せへと続く通路が見え隠れしている。
今行くよ、私のアイスちゃん。
8/4、晴れ。昨日の考えは馬鹿げていた。医者が何を言ったのかあまり覚えていないが、一つだけ正しかった――
アイスちゃんの魅力なんて、ルーシーさんには到底及ばない。
ルーシーさんの声は大人っぽくて、表情も豊かで、省エネだ。何より、美少女のイラストが綺麗で、しかもlive2dで表現されている。
彼女こそが私の本当の愛。